明けぬ夜は無し、上がらぬ雨は無し✨100年前を纏う美酒

🔺長野小布施ワイナリーがつくる

ソガ ペール エ フィス

「IL YA 100 ANS」(イリヤ ソントン)




ちょうど今からおよそ100年前
「スペイン風邪」と呼ばれている
インフルエンザのパンデミックが

世界中で起こり

多くの犠牲者が出ました


第一次世界大戦直後の

3年間にわたり

人々を苦しめた病原体は
インフルエンザA型だったそうです

当時の事を知る人はもうこの世には

いないんだなぁ


歴史の教科書で知った
過去の事実が形を変えて
存在しつづけているように感じ

今のコロナ禍同様
大変なカオスの世界だったと
想像できます😌



スペイン風邪

全世界で5億人が感染したとされ、 別のデータでは世界人口(18億-19億)のおよそ27%とされており、 これには北極および太平洋諸国人口も含まれる。死亡者数は5,000万-1億人以上、おそらくは1億人を超えていたと推定されており、人類史上最も死者を出したパンデミックのひとつである

(Wikipedia)


🔺当時のポスターからも繰り返される歴史が伺えます

(内務省衛生局「流行性感冒」所収)


冒頭の写真は
先日出逢いましたお酒です🍶



フランス語で

IL Y A CENT ANS(イリヤ ソントン)

「100年前」

という名前の酒でした✨

日本酒らしからぬ
上品な佇まいの一升瓶からは


まるで芳醇な白ワインが

グラスに注がれる瞬間を

待ちわびているような

みずみずしいエネルギーを感じます😊


瓶から出された透明の液体は

空気に触れると

待ち構えていたかのように

お米特有のアロマティックな花が開き


100年前の日本は大正時代に

思いを馳せ


その芳醇な香りから

夏目漱石の夢十夜を思い出し

しみじみ

有り難くいただきました💓



裏のラベルには
素敵なメッセージが掲載されていました

明けぬ夜は無し、上がらぬ雨は無し。
今から丁度100年前、人類はパンデミック(スペイン風邪)の中を乗り越え生き続けてきました。偶然にも日本酒製造技術も激動の時代真っ只中でありました。
様々な思いが交錯する「100年前」と言う名の酒。
現代を生きる我々はsake「IL YA CENT ANS」から何を感じるのでしょうか.......


小布施ワイナリーのスタッフ全員か
雪と極寒の冬場
畑に出られない数週間の間だけ
趣味でつくっているお酒だそうです💕


流石としか表現できない✨


小布施ワイナリー/ドメイヌ・ソガ


ワイン造りに携わる潔い愛情と

日本の酒への敬意を感じる

お酒に出逢えました😊



漱石の「夢十夜」第一夜より

真白な百合ゆりが鼻の先で骨に徹こたえるほど匂った。
そこへ遥はるかの上から、ぽたりと露つゆが落ちたので、
花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露の滴したたる、
白い花弁はなびらに接吻せっぷんした。
自分が百合から顔を離す拍子ひょうしに思わず、
遠い空を見たら、暁あかつきの星がたった一つ瞬またたいていた。 

「百年はもう来ていたんだな」

とこの時始めて気がついた。



I hope you have a wonderful day💞 

 今日もご縁に感謝✨🙏✨ 

お読みいただきありがとうございました😊 


ミチカホール サイト 

https://www.michikahorl.com/ 



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Michikaho'rl「ミチカホール」 ~満ちて香る~ 芳醇なワインやお花のようにシルキーでエレガントなユニットにしたいとの思いを込めて名付けました。 聴く人の心に寄り添うような音楽制作をしたいと、心を込めて手作りした楽器を中心に、ヒーリングにフォーカスした活動を行っています。 ~歌は祈り、響きは愛~ 私たちの楽器は全てA=432Hzにチューニングしてあります。

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