神に選ばれた表現者が表現の場を失ったとしたら
山口県長門市仙崎
日本海に面した小さな田舎町
昔は捕鯨で潤っていたそうです🐳
深川湾をぐるっと走ったあたりの集落に
金子みすゞ記念館は
ひっそりと佇んで在りました
彼女の紡ぎ出す数々の詩には
純粋な目線で身近な存在を捉えながら
果てないスケール感を感じます😊
小さな花や虫にも
優しい眼差しで命を尊び
その中に宇宙を観ているのです✨
🔺みすゞさんが暮らした生家は町唯一の本屋「金子文英堂」
彼女の生い立ちを知り
光にまとわれたような美しい作品が
ますます心に深く沁みました💖
26歳の若さで亡くなるまで
500編もの詩を残しています
私が心惹かれるのは
目には見えない存在のことを
うたった作品です✨
星とたんぽぽ
蜂と神さま
見えない星
見えないもの
などの作品は全て
目にすることはできないけれど
存在しているもののことを
優しく紡いでいます❣️
🔺リズミカルな作風は音楽にも親しんでいたからかな😊
昼間の星だったり
神さまの存在だったり
宇宙の果ての魂だったり
まばたきの瞬間の奇跡だったり
温かい愛に溢れています💞
そんなみすゞさんが
自ら死を選ぶような
最悪の選択を
してしまう原因は
間違った結婚
だったようです
親戚のすすめに従い結婚
女癖の悪い夫との間に
一人娘をもうけます
しかし女性問題を起こし
職もなくした夫
それでも夫に従うみすゞ
自暴自棄になったへっぽこ夫は
みすゞへの歪んだ感情から
詩の投稿と詩人仲間との文通を
禁じたそうです‼️
挙句の果てに
夫から性病をうつされた
みすゞは離婚を決意
強引に娘の親権まで
へっぽこ男に奪われてしまいます
張り詰めた糸が
ぷつん
彼女のような
死生観をもってしても
どうやっても
生きる意味を
見出せなかったのだと思うと
やるせ無い気持ちで涙が流れました😭
あまりにも酷い❗️
時代のせいと言ってしまえば
それまでですが
大正時代の結婚って
家のためだったり
家族のためだったりで
自分が愛した人と
自分のために結婚できる女性が
どれくらいいたのでしょうか
彼女のように神に選ばれし表現者は
頭の中に浮かぶインスピレーションを
言葉にして紡ぎ出すことで
生きるエネルギーを
循環させられるのだと感じます💞
そんな彼女の作品を通して
多くの人々が
夢や安らぎや愛
希望に満ちた美しい未来を
受け取っているのでしょう😊
「本当に大切なことは
目には見えないものだよ
心で見ないとね」
星の王子様とみすゞさんは
きっとお友達ですね💖
🔺レトロな金子みすゞ記念館
I hope you have a wonderful day💞
今日もご縁に感謝✨🙏✨
お読みいただきありがとうございました😊
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