神々しい響きの声を持つカストラートの光と闇☯️


昨夜の満月

ほんのり赤みがかって

可愛かったですね😊


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昨日アップした

ミチカホールのfull moon playで

演奏した「Ombra mai fu」


実はこの曲は

「カストラート」のために書かれた曲でした


男性でありながら

美しい高音域の声を持つ歌手のことを

イタリア語でCastratoと呼びます



ウイーン少年合唱団をはじめ

変声期前のボーイソプラノ

美しいですね✨


まるで天使の囁きのような
ピュアな響きです😇


しかしその声を保つため

彼らは変声期を迎える前の

少年時代に去勢をされています😭


犬や猫じゃあるまいし

何とも信じがたいのですが



その当時のイタリアでは

女性が教会で歌うことを

禁じられていました


その後オペラなどの娯楽が

普及してきた頃には

高音域を出せる「男性」が

必要になったわけです


権力者や金持ち人間の

エゴの塊❗️❗️




そんなカストラートですが

とても持てはやされて

多くの人の心を

鷲づかみにしたそうです



その声は神々しくてドラマチック✨



男性の肺活量を持って

低い音域から高音域まで軽々と

力強く歌いこなすわけですから


多くの人を魅了するのも納得ですね✨


しかし


その光輝くようなその声の後ろ側に

深い闇があることを

観客たちは知っています


一種の羨望を持ちつつ

異形を哀れむような

複雑な心境が在ったからこその

大人気だったのでしょう


🔺実在したバロック時代のカストラート歌手 ファリネッリの生涯を描いた伝記映画
ファリネッリの音域は3オクターヴ半!!!!





映画にもなりましたね🎥

1994年制作ってことは27年前❗️


当時この映画を見たカホは

カストラートが印象的な場面で歌う


Lascia ch'io pianga

「私を泣かせてください」


に衝撃を受けました❣️


この歌詞の内容と

カストラートの人生が

妙にリンクしていて


感慨深く心に突き刺さったことを

はっきりと覚えています



声楽を学んだ人なら

絶対歌ったことがあると

断言できる有名な

イタリア歌曲ですがw


ひよっこの音大生時代

カホが歌っていた頃は

知る由もなかった

カストラートのための

曲だったのですね〜😁




Lascia ch'io pianga
mia cruda sorte, 

e che sospiri la libertà.

 Il duolo infranga queste ritorte 

de' miei martiri sol per pietà. 


どうか泣くのをお許しください 

この過酷な運命に 

どうか自由にあこがれることをお許しください 

わが悲しみは、打ち続く受難に鎖されたまま 

憐れみさえも受けられないのであれば


この曲もヘンデル先生の曲だという偶然


またいつか満月の日に
演奏したいと思っています❣️


🔺「私を泣かせてください」聴けます




I hope you have a wonderful day💞 

 今日もご縁に感謝✨🙏✨ 

お読みいただきありがとうございました😊 




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Michikaho'rl「ミチカホール」 ~満ちて香る~ 芳醇なワインやお花のようにシルキーでエレガントなユニットにしたいとの思いを込めて名付けました。 聴く人の心に寄り添うような音楽制作をしたいと、心を込めて手作りした楽器を中心に、ヒーリングにフォーカスした活動を行っています。 ~歌は祈り、響きは愛~ 私たちの楽器は全てA=432Hzにチューニングしてあります。

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